ポルトガル旅行記 ベレムで天使に出会う

世界一周:ポルトガル 2007年5月2日〜5月6日

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目的は世界遺産かエッグタルトか


リスボンの隣町、ベレムへ。
ここは世界遺産がたっぷりあるので、もちろん外せない場所…。

世界遺産の街で最初に向かったのは。

P1020301.JPG駅かどうかも微妙な ほんとに隣町。リスボンから電車で15分といったところで、急行も停まらない…。しかしここにはすごいものが沢山あるのだ。世界遺産のジェロニモス修道院、ベレムの塔。そのほか発見のモニュメントなど、見応えがある…て、すみません。本当の目的は 天使が作ったエッグタルト です。世界遺産がこんなにあるということは、着いてからリスボアカードのパンフレットで知った次第です。

インターナショナルな地球の歩き方、ロンプラに、
eggiestで最高にふわふわで、最高にカリカリで、まるで天使が作ったかと錯覚する 」エッグタルトについての記述を発見!eggiestは「超卵」でいいか!とにかく卵だ!これは行かないわけはないだろう。で、ついでに世界遺産発見。なんとお得な街!と思いきや、飛び乗った急行電車はまんまとベレムを通過!仕方なく折り返して戻ってみると、駅舎が小屋。どうやら観光客はみんな観光バスで訪れるらしい。

P1020304.JPG老若男女、皆大好き キレイに掃除された公園は足早に抜け、直行したのはここ、Pasteis de Belem。ここに天使のアレがあるのだ。観光客でぎゅうぎゅうのカウンターから、得意のポルトガル語で注文!「パシュティシュ・デ・ナータ、クアートロ、ポルファボール。(エッグタルト、4つ、ください)」2人なのに4つ!でも4つでも足りないんじゃないか?と心配するも、おいしいものはほどほどがいいのだと納得させる。食べ物関連の言葉はすぐ覚える。人間の本能であろう。
エッグタルトについての詳細は右側メニューからご確認ください。


P1020328.JPGどこ撮っても人がP1020325.JPG写真やたら撮る


ジェロニモス修道院。 大航海バブルで建立されたらしいが、詳細はウィキペディアにてご確認ください。これが世界遺産。ツアーで来る人が大半で、もれなく日本人の団体に遭遇。世界的有名人の最期の姿の前でも、写真のアングル取りに必死のご様子。大声でしゃべって、バチバチ写真撮ってゾロゾロと出て行く。観光中の姿まで流れ作業に見えるのは、悲しき働き過ぎ日本人だからなのか。現実に戻ってちょっと凹む。

P1020339_2.JPG発見!まあメインの目的はとっくに果たしたが、せっかくだしLisboa Cardでタダで入れる、歩いていける範囲内の施設を回るか…。

海沿いに「発見のモニュメント」というものがある。向かおう。しかし今日は天気がいいなあ。天気がいいのはいいが、発見のモニュメントがまた真っ白だもんで、 まぶしくて何も見えない。 ビーチや夏フェスじゃないからと甘く見たが、ベレムにはサングラスが必需品だ!だがとてつもなく巨大ということはわかる。座り込むトドマンがほか弁ライスの中のごま粒のように見える。こんだけバカでかいものを作る気がおきるほど、発見がショッキングな出来事だったのであろう。のっかってるのはバス子・ダ・ガマなど。中にも入れるらしいが、30パーセント割引にしかならないのでやめた。大して興味はない。


P1020362_2_2.JPGどこまでも見渡すよP1020349_2_2.JPGさっきのでかさに比べれば


釣り人を横目に、上から、反射して下から、太陽に照りつけられまくりながら海沿いを歩き、2つ目の世界遺産、ベレムの塔へ。さっきのでっかいのに比べると何らたいした物でも…。1515年にリスボンの港をまもるために作られたらしい。へえ〜。

で、けっこうな道のりを引き返してリスボンへ戻り、トラムに乗ることにした。親切な奥さんに誘導され、風情があって人気の路線、28番へ乗り込む。

P1020375_2.JPGP1020392_2_2.JPG黄色が街によく似合ってる


坂が多いし、石畳大変だから、トラムは庶民の足。そこに観光客がお邪魔する感じになる。大して広くもない道路をいくので、窓のすぐ外に洗濯物がはためくし、家の中はまる見えだが、道路沿いに住む人たちはこんなにワイドオープンでかまわないのだろうか。まあ隠し事は少ないにこしたことはない。途中、目立ちたい盛りの男子学生が、突然トラムのケツに飛び乗ってきた。女子学生が、クスクスと笑っていたが彼は彼女目当てか?どこの国でもお調子者のやることは似たようなものである。あんまりお調子にのっていると、出来杉君タイプの男子にもってかれるからくれぐれも注意してほしい。


ところで、ヨーロッパの街では、 路地という路地で子供たちがサッカーボール蹴ってる のであろうと思っていたが、いまだにそんな風景に出会えていない。というか街で見かけたサッカーに関わるものは、まったくもってこれだけである。 

P1020399.JPG笑い過ぎ

EUROが開催された街なのに、ひとびとは案外興味がある風の顔はしていない。ちょっとがっかりだ。

ポルトガルの写真:

ポルトガルの物価:

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アイルランドに比べれば、なんてこたあない。

サンドイッチ+ビールとポテト
€4.9〜
ネットカフェ:€2.25/h 
中華チャーハン:€6.25
地下鉄1エリア内:€0.75
(往復は割引で€1.35)
瓶ビール:€0.7(安!)
のどシロップ:€5.7
(€1=¥160 2007.5)
タバコ:写真をクリック!

ポルトガルの宿:

リスボン

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LinkIconPensão Norte

観光客にとって超便利なロシオエリアにありながら、2つ★でシャワーとテレビ付きの部屋€35とは、なんとありがたい!狭いが部屋も共同トイレ(ここにバスタブあり)もきれいで文句なし。宿のオヤジはドン・フライ風。

ポルトガルのおいしいもの:

リスボン

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Restaurante Moderna

ポルトガル料理ってなに?よくわからないので適当に入ったレストランで豪勢に定食を食べたら2人で€26!しかしこんなやわらかいイカフライ食ったことない。チーズもうまかった。

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イカのかんづめ

スーパーに売ってたふつうの缶詰。とりたててすごい味がするわけではないがなぜかハマる。これでレストランいらず。€1.35

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LinkIconC' das Sandes

なんもかんも閉まって途方に暮れる日曜日…そんな時、お腹を満たすのはここのサンドイッチ!支店が多すぎるので、リスボンでは探す必要がありません。一見高いが、でかいのでセットでたのめば軽い2人分。野菜もはいってるから金も栄養も足りてない人におすすめ。あ、それ、おいらか。

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菓子パンとコーヒー

この国糖分とりすぎ。老いも若きもあま〜い菓子パンや焼き菓子大好き。だってエッグタルトとカステラの国ですから!それを苦いコーヒーで締めるのが大人のたしなみ方。

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LinkIconPasteis de Belemのエッグタルト

天使が作ったエッグタルト、シナモンと粉砂糖をかけてどうぞ。パリパリとプルプルの有頂天ハーモニー。嫌いだったシナモンが好きになるほどの効能をもつ。公式サイトで昔のファミコンみたいな画面で店内ツアーへ。ちなみに町中に普通に売られているのもレベル高し。1つ€0.8。

ポルトガルの便利なもの:

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LinkIconLisboa card

こんな紙切れに何ができるのか!というと、乗り物に乗れたりいろんな施設に入れたりする。左下に埋め込まれた極小チップにより、期限が切れると改札とかは通れなくなるが、たぶん美術館とかはしれっと入れそうな気がする。日付手書きだもん。
askme lisboaというインフォセンターで帰るが、名前とは裏腹に感じが悪いので心してかかれ。

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